40代すぎて、自分は「何もしてこなかったな・・・」「何者にもなれなかったな・・・」と自分の人生に絶望している人も多いはず。
私は、アラフィフ現在、結婚・出産・就職のすべての経験がありません。「何もしてこなかった」「何者にもなれなかった」ことに関しては、誰よりも堂々と語れます。
そんな私が、今までの生き方に意味を見い出し、これからの生きがいをつくる方法をおとどけします。

「何もしてない」というのは「悪いことをした」とは違います。また、「何者でもない」というのは「悪者」とは違うということだけは、しっかり理解しておきましょう。どんな生き方であっても自分に自信は持っておきましょう。
今までラクして生きてこられたという事実
40代をすぎてようやく「もっと○○しておけばよかった」と後悔の気持ちが生まれたとしたら、それは今までよほど幸せだったということです。
さほどツラいことが起きなかった

今まで生きてきたあいだに何度もつらいことがありましたよね?
私も、病弱なため、子どものころからしょっちゅう倒れたり体調をくずして寝込んだりしていました。これらの経験は「私にとっては」たいへんつらいものでした。でも、よく考えると生き方を見直したり、将来を不安に思うほどの大病はしませんでした。
つまり、自分にとってつらかった経験はさほどつらいことではなかったのです。たいしてつらい経験をしていないから「たいへんだ!がんばらなきゃ!」と思うこともなかったのです。
ボーっとしてても生きてこられた

困難な状況に置かれた人であれば、自分で大きな挑戦をしたり、リスクをとって仕事をしたりしなければいけません。
しかし、恵まれている人とうのは、目的もなく学校に行って、成績が悪くてもひどく叱られるわけではないし、無気力に仕事してほどほどの給料をもらっていれば生きていけます。
ガツガツしなくてもじゅうぶんな暮らしがしてこれたのは、ゆるふわな幸福です。
大きな責任を負わずにすんでいた

人間は、家族や事業・社会的地位を守るために必死でがんばるうちに「何者か」になっていきます。
何者にもなれなかった・何もしてこなかったというのは、自分以外の存在に大きな責任を負わずにのんきに生きてこれたということです。
自己中でワガママな性格のまま、40代まで世の中を渡ってこれたのは奇跡です。
何もしてこなかったのに生きてこられたのはまわりのおかげ

何もしてこなかったというのは、何もしてこなくても大丈夫な環境にいたということ。これは、まぎれもなく周囲の支えがあったからこそ成り立っていたことです。
親や家族が支えてくれた

何もせずに生きてこれたのは、多くの場合が、親や家族のおかげです。
経済的な世話を受けていたかもしれないし、幼い精神状態を許してもらっていたのかもしれません。
素晴らしい国に生まれた

日本では、すべての人が、ある程度満足できる保障や医療を受けられます。
これからどうなるかはわかりませんが、40代すぎるまでぬくぬくと守られて生きてこれたのは、たまたま質のいい社会に生まれたからです。
人に助けられた

人間は助け合って生きています。
でも、何もしてこなかったと反省するほどの気持ちでいる人は、自分が助けるよりも、人から助けられることが多かったと自覚できているはずです。
せめて今、その自覚を持てたことが幸いです。
これからは「恩返し」をする生き方へ

「何もしてこなかった自分」を後悔しているのなら、その後悔を「未来の行動」に変えてみましょう。
今まで恵まれて生きてこられたのだから、今度は自分が社会に対して何かを返す番です。
困ってる人を助ける
今まで生きてこられたのは人に助けられていたからだし、これからも人に助けられて生きていきます。
その恩を返すつもりで、ボランティア活動や人への親切な行動、愛のある言葉がけなどで、人を助ける心がけをしていきましょう。
自分に向いてる仕事をする
何も夢中になれずに生きてきたのは、自分に合った仕事や学業を見つけられなかったからです。
夢中になって自己向上ができて、人の力にもなれるような仕事を探してみると毎日が輝き始めます。
私はいまだに見つけられていないので、みなさんといっしょに未来を探します。

若い世代に経験を伝える
何もしてこなかったことや、何者にもなれていないというのは、意味のないことではありません。「こういう生き方はダメだ」と伝える役割を与えられたということです。
SNSやブログなどで発信したり、生き方のコーチやメンターとしての活躍も視野に入れてみましょう。
40代になった今からでも、できることはたくさんあります。「もう遅い」ではなく、「今までの分を取り戻すために、社会に恩返しをする」と考えると、これからの人生が意味のあるものになるはずです。
40代からの「生きる意味」——後悔と感謝を力に変える具体的アクションプラン

今まで何もしてこなかったことはもうどうしようもありません。せめて、愚かさを認め、人と社会に感謝する気持ちをもつことで、少しはましな自分になっていきましょう。
step1. 「これまでの人生」を振り返る
まず、過去をしっかり振り返りましょう。どんな選択をして、どんな道を歩んできたのかを整理することで、今後の方向性が見えてきます。
- 自分がこれまで避けてきたことは何か?
- どんな場面で怠けていたか?
- 逆に、どんな環境や人に支えられてきたのか?
これらを書き出してみることで、次のステップが明確になります。
step2. 「恩返しできること」を考える
感謝の気持ちを持ったとしても、それをどう表現すればよいかわからない人もいるでしょう。そこで、今の自分にできる「恩返しリスト」を作ります。
- 身近な人への感謝を行動で示す
- 地域や社会に貢献する
- 自分の経験を誰かにシェアする
できることから始めればOKです。
なにもできない私は、せめてもの思いで、このようにブログで発信活動をしています。

step3. 小さくても「新しい挑戦」をする
40代で何者にもなれていないなら、今から挑戦すればいいだけです。小さな一歩でも、新しいことに挑戦することで人生に意味を持たせられます。
- 習い事を始める
- 新しい仕事に挑戦する
- 人と交流する
step4. 「未来の自分」を見据える
過去を振り返ることも大事ですが、未来を考えることも同じくらい重要です。どんな50代・60代になりたいのかをイメージしてみましょう。
- どんな人間になりたいか?
- どういう生き方をしたいか?
- どんな形で社会に貢献したいか?
具体的な目標を持つことで、これからの行動がより明確になります。

40代からの「生きる意味」は自分でつくる
40代になって初めて愚かさに気づいたなら、それを受け止め、感謝の気持ちを行動に変えていきましょう。
何者にもなれなかったのなら、今から「なりたい自分」に向かって進めばいいだけ。
一歩ずつでも行動を重ねれば、40代からの人生は変えられます。あなたの成長する姿が、誰かの希望になる日が必ず来るはずです。
「自分みたいな人」を増やさないためにできること

何もしてこなかったことや、何者にもなれなかったことは悪いことではありませんが、やはり、そういう人が増えることは理想的ではないと私たち自身が誰よりも理解していますよね。
自分のように40代すぎてから人生に絶望する人を増やさないために、次のような具体的な行動をとってみましょう。
- 若い世代に伝える
- 自分の経験をSNSやブログで発信する
- 人生の選択肢についてリアルな声を届ける
- 支援する側に回る
- ボランティアやNPO活動に参加する
- 困っている人に手を差し伸べる
- 自分自身が変わる姿を見せる
- 新しいことに挑戦し、成長する姿を周囲に示す
- 遅すぎることはないと証明する
後悔や絶望の気持ちを薄れさせるために

過去に対する後悔や未来への絶望は、何もしなければ重くのしかかるばかりです。何もしなければ、さらに「何もしない時間」が長引くだけです。
しかし、「世の中への感謝」と「自分の経験を活かす行動」を続けることで、その気持ちは次第に軽くなっていきます。
- 人や世の中に恩返しすることで、今の自分を肯定できる
- 「自分のような人」を増やさないことで、未来に希望が持てる
40代からの人生は、過去を悔いるための時間ではなく、新しい意味を見出すための時間です。
今ここから、自分の生きがいを作り上げていきましょう。