「ぶっちゃけ貯金額っていくら?」と同年代の女性たちに聞いてみたいけど聞けませんよね。
40代をすぎるとお金のことが気になるし、女性はキャリアや結婚相手によって経済状況に差が出ます。
私は、低収入で貯金額が少なすぎるため、いつも他人の収入や財産を気にしては劣等感を持ってばかりです。
そんな私が、貯金額を気にしすぎることによる人生へのデメリットをおとどけします。
幸せになりたければ人の貯金額なんて気にしないほうがいいとわかるはずです。
自分は言えないけど人の貯金額は知りたい40代女性の本音

20代や30代前半のときは、同じような育ち方をしていれば同じような経済状況なので、自分の持ってるお金も、人の持ってるお金もさほど気にしません。
しかし、40代を超えると、それまでの生き方や努力、恋愛の質によって経済状況にだいぶ差が出てくるので、他人の収入や貯金額が気になるようになります。
ぶっちゃけ貯金額なんて言えない理由3つ

人のことは気になるけど、自分は言いたくないというのが貯金額です。
言いたくない理由は次の3つです。
1、少なかったら恥ずかしい
貯金額は、その人の収入や普段の生活のおくりかたが表れます。
貯金額が少ないというのは、わかりやすく収入が低いとか、浪費癖があるとかいう場合も多いので、40代すぎると、そういう生き方が恥ずかしくなってしまいます。
2、多かったら嫉妬されたり利用されたりする
お金は、持っていればいるほど、まわりからの目が変わります。
貯金額が多い場合は、人から嫉妬されたり、「困ったときはあの人にお金を借りよう」などと利用される側面もあります。
3、そんなことどうでもい
人間の価値をお金にまったく置いていない人たちは、自分の貯金額も他人の貯金額も気にしません。
そういう人たちは、お金の話なんかどうでもいいので、貯金額も言いたくないのは当然です。
人の貯金額が気になる理由3つ

言いたくないことなのに、人の貯金額が気になってしまう理由は次の3つです。
1、安心したい
貯金額が完全に同年代と比べて「多い」という自信がある人は、他人の貯金額を気にしませんが、自分の貯金額が「少ない」と感じる人は、他人も少なくあってほしいと思うものです。
2、自分の立ち位置を知りたい
貯金額は、それまでの働き方や生き方の集大成ともいえます。
まわりの人の中で、自分はある程度「まとも」であるとか「標準的」であるという立ち位置を確認するために貯金額が気になることもあります。
3、お金持ちを尊敬する
べつに、貯金額の少ない人をバカにするわけではないけど、同年代なのに貯金額が格段に多い人を尊敬する傾向は私たちにあります。
「なんだかすごいな~」という感情を持ちたくて、人の貯金額が気になったりもします。
貯金額を気にすることによる人生へのデメリット

他人の貯金額というのは、多くの40代以上の人が悪気なく興味をもってしまうことですが、貯金額を気にすることで、いいことはひとつもなくデメリットだらけです。
劣等感を抱いて落ち込む
自分より貯金が多い人を見ると「自分はダメだ」と感じるし、「どうせがんばっても自分は貯金できない」というふうに、仕事や生活に対するモチベーションが下がってしまいます。
優越感を持ってもキリがない
人と比べて自分の方が貯金が多いと、一瞬安心しますが、もっと上を見て不安にもなります。
下も上も見ることで「比べてばかり」の生き方になってしまいます。

お金を増やすことが目的になり、人生を楽しめなくなる
他人の貯金額を知って、貯金するモチベーションが上がる場合もありますが、人よりも多く貯金額をキープしたくなると、お金のことばかり考える人生になるかもしれません。
他人の価値観に振り回される
人のことばかり気にしていると、世間の無駄な情報もたくさん入ってきます。
「○○円ないと老後は不安」「この年齢ならこのくらい貯めるべき」などの情報に惑わされると自分らしさを失います。
自分にとっての適正な貯金額を見失う
貯金額は多いに越したことはないですが、本当にその金額が自分に必要なのかはよく考えるべきです。
人生設計やライフスタイルは人によって違うので、自分に合った貯金計画を立てましょう。
今を楽しめなくなる
「将来のためにもっと貯めないと」と思いすぎて、旅行や趣味を我慢しすぎると、今しか味わえない幸せを逃す可能性があります。
節約も楽しめればいいですが、節約しすぎて心がすり減るタイプの人もいます。
貯金額を気にするより今やるべきこと

他人のぶっちゃけ貯金額は気になるし、自分はぶっちゃけ言えないですよね。
言えないけど知りたい・・・そんなモヤモヤを抱えるより、自分の幸せだけを考えて次のことを実行していきましょう。
自分の現状を正しく把握する
貯金額は、世間の「平均」や、みんながいくら貯めてるかを気にするのではなく、自分にとって必要な金額を考えることが大事です。
将来設計や今の自分の稼ぐ能力に合わせて、「いくらあれば安心できるのか?」を明確にしましょう。
今できることに集中する
貯金額を気にしてモヤモヤしていても、お金は増えません。
人のお金を気にするよりも、節約やスキルアップで収入を増やすことに意識を向けるほうが、自分のお金が増えます。→40代からのリスキリング・学び直しで幸せな未来
今を適度に楽しむ
貯金は、40代以上の女性にとって、もっとも大事なことのひとつです。
しかし、人生は「今」の積み重ねでもあります。
節約しつつ、自分を幸せにするお金の使い方を見つけると、未来が明るくなるでしょう。
人と比べず、自分なりの豊かさを見つけることが大事

自分の貯金額に不安を感じたり、同年代の他人の貯金額が気になるのは、「人と比べるクセ」があるからです。
40代以上の女性にとって、いくら貯金があれば将来安心かは誰も断言できませんが、貯金額を気にしてもお金は増えないことだけは明確です。
お金も人生も、人と比べるより、自分ができることにフォーカスするほうがいい未来をつくれます。
無理のない節約とスキルアップ、そして「今」を楽しむことが幸せにつながるのです。