私はアラフィフ独身女子です。死ぬほどさみしいです。
今回は、私なりにこの異常な孤独さの原因3つを次のように解明しました。
- 結婚を望まれる立場ではなくなった
- もう子供を産むことができない
- 周囲の同世代女性たちと生き方が違いすぎる
同じ気持ちの同年代女性がたくさんいるはずなので、世間からの「みじめ・かわいそう」という視線と異常なほどの孤独さを乗り越え、40代後半から独身でも幸せになれる生き方のアイデアをお伝えします。

40代後半独身女性の孤独さは異常、その3つの理由!
私は45歳あたりから異常なほどの孤独さを感じるようになりました。そして、その死ぬほどさみしい理由が自分で明確に理解できるようになったので、ここで3つシェアします。
1. 結婚を望まれる立場ではなくなったと自覚する

女性は、たとえ美人じゃなくても「オンナ」であるかぎり、若いころは恋愛や結婚に関して優位性があり「自分さえその気になればいつでも結婚できるだろう」と思いがちです。
しかし女性は、40代に入ってから性的価値がどんどん落ちていき、45歳を過ぎると完全になくなっていると自覚します。そのせいで、もう「男性から求められる立場」ではいられないのだなという女性としてのもの悲しさを感じます、
性的対象とされなくても、人間的魅力を磨き、自分から男性にアプローチをしたり行動を起こすことで、結婚自体はいくつになっても可能です。
2. もう子供を産むことができない現実

今は40代でも出産する女性が増えていて、42歳や43歳で出産した芸能人のニュースなども聞きます。しかし、芸能人でも、45歳をこえて出産という話題はほとんど聞きません。そうなると、40代女性がひそかに持っている「もしかしたらまだ産めるかも」という期待も、さすがに45歳ぐらいで捨てざるを得なくなります。
子供を産むことが女性の人生のすべてではありませんが、わずかな希望もなくなった感覚や、「母親になることがなかった自分」に対する寂しさは、思いのほか大きいものです。
子供が産めないのであれば、「これからの人生で私は何を育んでいくのか?」と考えることが大切です。子供を持たなくても、仕事や趣味、地域活動など、私たちには育てることのできるものがたくさんあります。私たちの「母性」は子育て以外でも発揮できます。
3. 周囲の同世代女性たちと生き方が違いすぎて劣等感がある

40代後半にもなると、同世代の女性たちはそれぞれの人生を歩んでいます。結婚し、子供を育て上げた人もいれば、夫婦二人の時間を大切にしている人もいます。
生き方があまりにも違うと、話が合わないため、お互いに気をつかいすぎて居心地が悪くなったりします。
今が人間関係を改めるチャンス。人間関係は、昔の同級生を引きずるより、新しく価値観の合う人とつながることが大切です。既婚・未婚という条件に影響されず、趣味や考え方、人生の目標が合う人とは、年齢や立場が違っても心地よい関係を築けます。
最近では、オンラインでのつながりも増え、リアルの世界だけが人間関係のすべてではなくなりました。「私と同じような孤独を感じている人がどこかにいる」と思うだけでも、少し気持ちが楽になるはずです。
異常な孤独さを受け入れた先にあるもの

私の孤独感の原因を挙げましたが、どれも「現実」として受け入れざるを得ないものばかりです。しかし、受け入れたからこそ、次の一歩をどう踏み出すかを考えることができます。
- 異性からの関心が薄れても、自分の魅力を再発見すること
- 子供を持てなくても、何かを育てる人生を選ぶこと
- 周囲との違いを嘆くのではなく、自分の価値観に合う人とつながること
40代後半、独身という人生。周囲と違うことを不安に思うのではなく、「この生き方だからこそできること」を見つけていきましょう。
私たちを「みじめ・かわいそう」と思ってる犯人は?

40代独身女性の中には、「みじめ」「かわいそう」と人から思われているのではないかと不安を感じている人が多いでしょう。私自身もそうでした。
しかし、40代独身女性を「みじめ」「かわいそう」と思っている犯人は、他人ではなく自分自身だと気づきました。
若い頃、私も年配の独身女性を見て「ああはなりたくない」と感じたことがありました。その視線が、今になって自分に向いているだけなのです。「みじめ・かわいそう」と人をバカにしているから、自分のこともバカにするのです。

「みじめ・かわいそう」という被害妄想を乗り越える方法

犯人は自分だとわかれば、解決は簡単です。被害者意識を捨て、犯人である自分のネガティブ感情を葬り、自分を幸せにする努力をすればいいのです。
では、どうすれば「みじめ・かわいそうな独身オンナ」から抜け出し、心から幸せだと思えるようになるのでしょうか?
「みじめ・かわいそう」は思い込みだと知る
世間の価値観に縛られていると、「結婚=幸せ」「家庭がある=充実している」と思いがちです。しかし、それはただの固定観念に過ぎません。幸せの形は人それぞれ違います。結婚しても不幸な人もいれば、独身で充実した人生を送る人もいます。まずは、「みじめ・かわいそう」という感情が自分の中の思い込みであることを理解しましょう。
「幸せ」も思い込みだし「みじめ」も思い込みです、どちらも本人の精神状態でコロコロ変わります。

自分の人生に誇りを持つ
40代まで独身でいるということは、それまでの人生を自分なりに一生懸命生きてきた証拠です。それは「みじめ」とか「かわいそう」とは真逆です。仕事、趣味、人間関係、どんな形であれ、自分で選び取ってきた人生に誇りを持つことが大切です。誰かと比べるのではなく、自分の人生を振り返り、良かったことを見つめ直しましょう。
自分に優しくする
自分のことを「みじめ・かわいそう」と思ってしまう人は、理想が高く、自分を責めがちです。でも、そんな自分に対して「よくがんばってるよ」と優しく声をかけてみてください。自分を否定するのではなく、今までの努力を認め、自分自身をいたわることが大切です。
過去は変えられない

「結婚していれば幸せ」「子どもがいれば孤独にならない」というわけでもありません。なぜなら、幸せは夫や子供がつくってくれるものではなく、自分自身がつくるものだからです。
「結婚」や「出産」という選択をしなかったことを、今さら後悔しても時間は戻りません。若くて、健康で、生殖能力があり、男性から求められる体に戻ることはできません。これは変えられない事実です。
でも、変えられないことを悔やんで立ち止まるよりも、これからどう生きるかを考えたほうが、ずっと建設的です。今、孤独を感じるならば、それをどう埋めていくかを考えればいいのです。
40代後半~独身女性のこれからの生き方

孤独を感じるのは、過去の選択によって生まれた劣等感が原因のこともあります。ならば、これからは同じ後悔をしないように、どんな生き方を選ぶかが大切になります。
自分だけの「幸せの形」を探す
求められる年齢のときに結婚を望まなかった、という贅沢な選択をしたのは自分です。
ワガママだけど、みんなに流されない強さがあるのが私たちのいいところです。
これからも「自分らしい」幸せの形を見つけられるはずです。
人間関係を大切にする

異常なほど孤独になったのは、今までの人生で、人を大切にしてこなかったからです。
自分さえ人を愛する覚悟を決めれば、人は受け入れてくれます。人が自分を嫌っているのではなく、自分が人を上手に愛せなかったことを理解しましょう。
3. 自分に投資する
孤独さをいちいち感じるほど暇なのは、夢中になれることがないからです。
40代だからこそできることもあります。新しいスキルを学ぶ、健康を意識する、旅行を楽しむ etc. 人生の後半を充実させるために、自分自身に投資することが大切です。
「今」が未来をつくる
過去を悔やんでも、未来を不安に思っても、今この瞬間の孤独感は消えません。今、自分ができることに目を向け、充実した日々を過ごすことが、結果として未来の幸せにつながります。
過去の反省から学び、異常なほどの孤独感を繰り返さない生き方を!

結局のところ、孤独かどうかを決めるのは、自分の心の持ちようです。結婚していても孤独を感じる人もいれば、独身でも満たされている人もいます。
異常な孤独感をおぼえるようにまでなったのは、自分の人生に満足していない、つまり、これまでの生き方に反省点があるからです。
「私の人生、これでいいのかな?」と迷うならば、これからの選択を意識してみましょう。今からでも遅くありません。後悔しない生き方を選び、心から「幸せ」と思える人生をつくっていきましょう。